ソーシャルネットを利用する上で
実名が強制なのか、匿名でいいのかは結構利用者にとって大事なところ。
特に日本の場合はFacebookがこれだけ席巻しても、
mixiが根強い人気なのは、匿名利用者が多いことも理由のひとつだ。
ところが同じアジア圏の中国では先日、
ネット利用をする上で実名で利用することを義務付けた法案が議会を通過したようです。
リンク先の解説によると、
電話、モバイル、インターネットの契約時、そしてWeiboのようなオンラインサービスに登録し、ツイートやブログを投稿する際に、実名の利用を義務づける法案だ。
とのこと。
Weiboをご存知無い方に簡単に説明すると、中国版のTwitterだ。
モンロー女優の蒼井そらさんが人気なのもWeiboが火付け役。
そう、Twitterのようなミニブログだろうが、なんだろうが関係なく実名になるとのこと。
恐らく日本でこんな法案が提出されたら、
それこそ大暴動が起きそうですね。
私も普段はGeorge.K ≒ 常時系という名前で活動していて、
名刺には堂々と『黒宮丈治』という本名を書いていますので、
別に隠しているわけではありませんが、
今更いままで使っていた名前を使うなと言われても非常に面倒です。
SNSサービスの提供会社自体のルールでというのなら
そことの話し合いでどうにかなることもありそうですが、
これが法律となったら、それはすごい面倒。
たとえば私の場合はきっと
黒宮丈治(George.K≒常時系)
という表記にしなくちゃいけないんでしょう。
いや、実際にはFacebookやGoogle+などでは
そういう風にしてくれというルールになっていますが、
とはいえ、私みたいに本名の方が知られていない人間にとっては
はたはた迷惑な話です。
ハンドルネームで活動したいとか、そういった要望も完全に無視。
実名じゃないから、色々問題が起きるんだという人も多いでしょうが、
問題を起こすやつは結局どっちでも同じで、
それどころか、強制になった後の方がみんな無駄に安心してしまう可能性だってある。
事実、Facebookを始めたばかりの人達の間では
「Facebook=実名だから、全員実名なんでしょ?」なんて無知な声も聞こえてくる。
名前が実名なのか、ハンドルネームなのかというのが問題ではなくて、
そもそもの人間自体の問題だと思います。
他国の話題とはいえ、すごく気になる話題なので取り上げさせて頂きました。