今日ネットを開いていたら、こんな記事が流れてきた。
キャラが違う、リア充を演じる–Facebookユーザーの7割がストレス ( via CNET JAPAN)
なるほど。
僕はよくここでFacebook批判っぽいことをやっていますが、
いちばん嫌なとこはいわゆるソーシャル疲れをするところ。
上記リンクのタイトルにもなっていますが、
僕がFacebookを開くと、僕の友人たちはいつも楽しそうな毎日を送っています。
なんというか、いわゆるリア充なんです。
上記文を読むと、一瞬僕の友達はリア充なやつが多そうな気がしますが、
決してそんなこともなく、むしろ結構インインに入っちゃう所謂非リアも半分占めてたりします。
なのにも関わらず、みんなすごく楽しそうなんです。
理由は2つ。
1つはFacebook独特のドヤ顔アイコン。
今まで、ネット上に顔を晒していなかった人ですら、
なんだかとっても楽しそうな笑顔の写真や、
そう見せるために撮ったドヤ顔な写真を自分のプロフィールアイコンに設定しています。
それどころか、最近始まったタイムラインの一番上のヘッダー画像なんて、
下手したらヤバイくらいのリア充っぷりを醸し出しています。
2つ目は顔出しをしている楽しそうな写真の数々。
今までは自分視点の写真をアップするくらいだったのが、
自画撮りをした写真かつ、すげー楽しそうにはしゃぐ様子をアップしだしたんです。
おそらくは1つ目にあげたドヤ顔アイコンのおかげで、自画をアップすることに抵抗がなくなったのと、
他の人達もそうしているから、自分もそうしなくちゃいけないみたいなの両方ですかね。
それどころか、他の人が撮った自分が写った写真がアップされた日には
タグ付けをされて、それを自身で共有しちゃったり…
Facebookではものすごい勢いでリア充っぷりを見せつける写真がアップされまくっています。
もうそれは、アメーバのように…。悲しみは雪のように…。
Facebook使ったことない…っていう人が使い始めると
決まって楽しそうな写真を絶対アップしなくちゃいけないって思っていたりします。
実際、初心者の人から「そうなんでしょ?」って質問されたこともあります。
アップされ続ける写真は、毎日おしゃれな店で飲み歩いたり、
しょっちゅうプチ旅行を楽しんでいたり、
大切な友人達とすごす時間…プライスレスだったりしています。
それを眺めていると
「え?何?…僕だけ非リアなの???」
って思って、思わずFacebookの友人達に取り残されそうな感覚に陥ります。
そして、その写真にはみるみるコメントがついていく。
どんどん独りついていけない疎外感を感じる。
ただのネット上の知り合いならまだしも、逢ったこともある友人達ばかりだ。
なんだったら会社の上司や、元恋人、中には親兄弟もいるだろう。
「やばい…このままじゃあいつ非リアだって馬鹿にされる…」とか
「あれ?わたし、取り残されている…」とか思い始めます。
そして気づけば、リア充っぽい写真をアップするのです。
今までもこういったことがありました。
しかし過去のSNSと、今のSNSの大きく違うところ。
それは明らかなるユーザ数の違いです。
今までだってmixiが一番盛り上がった頃などには似たようなこともありました。
けれど、結局見様見真似でリア充を演じたところで誰も反応してくれなかったりしてました。
なので、だんだんとそれをやめるようになるのです。
しかし、今のFacebookの恐ろしいところが、見様見真似でアップしたリア充写真に
恐ろしいくらいにコメントがつくのです。
そうすると「楽しい!」ってなってまたアップします。
それがいつしか「リア充っぷりを出さないと、あいつ最近非リアだって言われる!怖い!」って感じになって、
だんだんと脅迫感に押しつぶされて、そしていつしかソーシャル疲れに陥るのです。
僕が今感じている違和感は
もしかしたらこれが一番なのかもしれませんね。
でもね、もしこれを読んでいる「まさしく私この状態!」という方へ。
ひとりひとりのタイムラインを見て下さい。
そんなにみんな毎日リア充っぷりを出しているわけでもないですよ。
ほら自分のニュースフィードには毎日誰かが何かしらを投稿しているから
だからそんな風に感じるんです。
落ち着いて。
あなたがFacebookに何も投稿していなかった時も
彼らはあなたの友人だったんです。
怖がることはありません、今のまま、そのままのあなたでいいんです。
疲れたら休めばいいですよ。たとえブランクがあっても、きっとSNSは受け入れてくれるから。
って感じでかっこよさげにしめてみたかったけど、無理。そんなキャラじゃない!
とりあえずつかれる前に目を覚ましてくださいな。