2年以上前に書いたFacebookのフレンド申請に関する記事が、昨日から多くの人に読まれています。
おそらくはどなたかが似たような心境になり、たまたま見つけたこちらの投稿をシェアしたことがキッカケになったのではないかと思います。
実はこちらの投稿は2年ほど前のものなのですが、内容的には大きく修正をする必要がないほど、Facebookの基本的な仕組みは変わっていません。
また、流行の変化はあるとはいえ、この時からFacebookが日本のある年齢層ではメインSNSである状況も変化していないというのは、めまぐるしいSNS界隈の中では異例なことだとも感じました。
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シェアされた記事を読まずに反論する人々
冒頭で紹介した投稿は、これまでも何度か同様に多くの人に読まれる“バズ”がありました。
TwitterやFacebookでの反応を見ると「そこまで堅苦しいのは嫌だ」といった反論や「これを読んでみんなもう一度考えなおして」と言ったものまで賛否様々です。
SNSに本来あまり堅苦しいルールを持ち込むのは確かに気持ちのよいものではないでしょう。ネットだからこその自由さがほしいというのは非常に納得ではあります。
冒頭で紹介した投稿に関しては「全員そうしなさい」というものよりは、受け取る側が「こういう風に思っている」というのを伝えたものだと考えてもらった方がすんなりと読めるもの。
意見が様々あるのは然りであるため、反論が出るのも当然ですが、今回に限らずこうした議論の種になりそうなものが出てきた場合、SNSのシェアなどでは「タイトル」「サムネ」しか見ずに意見を述べる人が少なくありません。
炎上の種になる「読み不足」と「ミスリーディング」
実際に本文を開いていても、冒頭と最後しか読まない、もしくは過度な飛ばし読みをして全てを読んだ気になってしまっている人もいます
今回確認できた反論でも「フォロー機能がある」「目の前で申請するというやりとりの時は不要では?」といった声がありましたが、実はすでに記載されている内容。
私自身もそうですが、自分と少し意見が違うと思った内容のタイトルであったり、冒頭の数行で頭に血が昇りはじめると、冷静に読めずに反論をリンクURLとともにシェアする人が非常に多いということ。
中には全然意味が変わってしまうほどのミスリーディングしているものまであって、こうしたものが銃爪で『炎上』が起きるのはよくあること。
中にはミスリーディングや、冒頭での煽りで炎上を狙って数字を稼ぐ書き手もいます。
最近はページ分割機能を使って、敢えて1ページ目では反論を招きそうな内容で締めくくり、シェアを狙う人までいるようです。
反論される側としては、もちろん全てを読んでいただいた上でのほうがありがたい。しかし、ある程度のスルー耐性があればそれは気になりません。それより今回一番言いたいのは一番恥ずかしいのはシェアをした側の人ではないでしょうか?
反論した結果、裸の王様になる
ミスリーディングや読み不足が原因で謎の怒りをぶつけながらシェアする人には、その人の友人やフォロワーから指摘が入ることもあります。
そこですんなり受け取れるといいのですが、どうしてもこうした投稿に反論のシェアをする方は、やや攻撃的な性格を持っているため、最終的には「反論に文句を言われた」という認識で友人やフォロワーに対して不必要な口撃をしてしまう人もいます。
ただ、綺麗に指摘してくれる人ばかりがいればよいのですが、シェアする際に反論を書き込むと、内容も読まずにシェアされた時に書かれるコメントだけを読んで友人・知人・フォロワーが「そうだそうだ」と煽る場合もめずらしくありません。
こうなってくると、徐々に裸の王様状態になってしまい、1人でも勇気がある人が反論すると全員でその人を袋たたきにしてしまうことすらあります。
もし反論がある場合は、可能な限り全てを読んだ上で、持論を展開することがもしかしたら、自身の恥かきを無くすために必要な心構えではないかと思います。自戒を込めて。