数時間前に書いた『LINEはかつてのFacebookを彷彿とさせる。』に対して少し反応があり、
少し気になったお声があったので、こちらで僕なりの回答をと思い書くことにしました。
色々もらったお返事の中で
「登録したはいいけど、個人情報がどうやら、よくわからず使いこなせないやらで、
登録削除したいのにできない&面倒くさいから放置という話をまわりでも良く聞きます。」
というお便りがなるほどなあと思いました。
まず、ひとつ前の記事だけを見ていると、
まるで僕がFacebook大好き人間みたいに写っているかもしれないのですが、
以前から見ていただけている方だと分かると思うのですが、
僕自体はFacebookをそんなに好きというわけではないということ。
怪しいITライター的な肩書きの人達みたいに、
「Facebookヤバイよ!ヤバイよタモさん!」
なんてことを別に思っていないということです。
なんであんなにFacebook好きの自称リア充さん達は
「Facebookすげーよ、楽しいよ、つかまだ使ってないの?友達も仕事もゲット出来るよ」
って、人に無理に押し付けたがるかがすごい疑問だし、気持ち悪い。
Facebook自体は別に前から使ってたし、
そもそも友達も仕事もゲット出来るやつは、Facebookを使おうが使わないだろうが関係ない。
もちろんFacebookの良さもわかるし、そこで出会ったことを人に広めたい気持ちは素晴らしいと思うけど、
なぜだかFacebook好きの人は、それを無理に人に押し付けようとするんですよね。
んなもんだから、以前からいたFacebookアンチはさらにアンチになるし、
それどころか無理矢理薦められて始めた人達は
その人達が言うような楽しさを見いだせず、結局放置状態になったり、嫌いになったりする。
…でも、これって前にも似たようなことがあったなと思うんです。
そう、かつてのmixiがそうだったように思います。
mixiが流行り始めた頃が、まさしく今のFacebookみたいな感じだった。
mixiを使っていないとまるで駄目かのように言われ、
mixiで友達も増えるし、人脈も広がるし、ネットが面白くなるとも言われていました。
確かに事実、私もかつてはそう思っていたし、
実際にmixiで出会った方や、そこで広がった人脈もあるとも思うし、
確かにネットが面白くなったし、そもそも僕のSNS人生のスタートがあそこだった。
けれど、流行しはじめたときは今のFacebookと同じように
使い方が分からない、友人の増やし方が分からない、そもそも何が楽しいの?って人は非常に多かった。
ところが、あの時そういった意味でmixiに対して批判的だった人が
最近何をしているかと言えばmixiを使っているなんてことはよくある話だ。
ここで、最初の話に戻るのですが、
そもそもなんでFacebookが放置気味になっているかというと、
あくまでも僕の周りの意見や僕の推測からですが、
まず、ひとつにその実名登録でなくちゃいけないというスタンス。
Twitterのように片思いでも大丈夫なSNSではなく、
Facebookを始めとした両思いが基本のクローズドなSNSの場合
今は割りと実名登録が基本になってきています。
そういうと、「mixiは違うじゃないか!」なんて声が上がりそうですが、
いやいや、mixiも実際は実名推奨だし、かつては実名じゃないと駄目だと思っていた人も多い。
なんせ、ニックネームとは別に姓・名を書くスペースがあって、
全くよく分からずに登録した人の中でかなりの割合の人が最初は実名で登録していた。
それどころか、友人に卒業校のコミュニティに入れだの、
好きな芸能人のコミュニティに入れなど言われ、
あっという間に個人情報晒しまくり状態になっていた方も多かったはず。
しかも、結局かつての友人に見つけてもらおうだの、人脈を広げようだのするには
わりと実名に近くないといけないけど、そうしていると知られたくないヤツからも連絡が来たりなんて感じで、
挙句の果てに、全然知らないやつからマイミク申請やらメッセが来て
もう嫌だ…ってなった人も多かった。
Facebookが今その状態。
僕もFacebookをやっている中で非常に無礼だなと感じているのが、
mixiの時はマイミク申請をするときはちゃんとメッセージを添えていたのですが、
Facebookではデフォルトで申請時に挨拶をするシステムがないものですから、
誰かよくわかんない人から突然友人申請がやってきます。
あれ、まじで失礼ですよね。
元々よく知っている方ならまだしも、そこまでよく知らない人or全く知らない人から申請来ても
すげー有名人で大量に申請来ているからいちいちメッセしてこなくていいよっていう人以外
基本的にすごい無礼な感じがするんですよね。
インターホンも押さずに玄関の中に入ってきて、何も言わずに誰かくるまでそこに居るみたいな、
初めて電話で話すにも関わらず、ちゃんとした挨拶もなしに「◯◯いる?」みたいなこというやつみたいな。
なんというか、コミュニケーション出来ないなら、そもそもコミュニケーションしようとしないで下さいみたいな。
まあ、僕ですらそんな風に思うのですから、初めての人はもっとそう思うんだろうなと。
おっと、少し話がそれましたかね。
そうそう実名の話。実際問題別に実名じゃなくても登録は出来たりします。
しかも特殊なお名前じゃない限りそんなにすぐ見つからなかったります。
いや、というか、別に個人情報をそこまでオンパレードで晒す必要もないわけで、
卒業校や出身地や現住所やら勤め先をいちいち入力する必要はないんです。
それから、顔写真を載せないといけないというお話。
確かに最近のSNSはそういった方向に向かっているし、
Facebookも顔写真を載せることを基本としています。
まあ、そりゃそうですよね、なんせFacebookっていう名前なぐらいですから。
でも、別に載せる必要もないし、普通に使っていたら載せていなくても大丈夫ですし。
実際私は一回もアイコンを顔写真にしたことありませんしね。
でも、今挙げた話はもう既にみなさんも分かってらっしゃることだったりします。
じゃあ一番何がひっかかっている人が多いのか。
寄せられたお便りにもあった『個人情報』というフレーズ。
勝手な推測でしかありませんが、おそらくはアドレス検索の影響力だと思っています。
登録をいわゆるキャリアメールやGmailなどでしてしまうと
Facebookを始めた途端に、突然知人が「友人かも?」なんて上がってくるんです。
いやいや、怖いよ。まじで何?って思いますよね。
しかも、アカウントを知られたくない会社の上司とかにもすぐバレて、
「おいおいまじかよ…」みたいな。
リアルコミュニケーションをネットに持ち込もうという発想からスタートしているがゆえに、
こういう事態が起きることは、むしろFacebookからしたら当たり前の話。
けれど、割りと日本のネット民はリアルとネットを切り離したがるんです。
ネット弁慶なんて言葉がありますが、
まあよくいう「実際にオフでお逢いしたらすごく礼儀正しい人なんですね」なんていうやつ。
まあ、僕はオンでの姿が実際の姿だとむしろ思っていますが、
そういう風にオンとオフでジキルとハイドのように使い分けたい人がいたり、
普段の生活で仲良い方には、自分の趣味や嗜好を知られたくないって人も多いので、
Facebookのリアルコミュニケーションをネットに持ち込んでというのが合わないというのもあります。
ただ、これも結局mixiが当初そうだったように、
最初からそういう事が起きることが分かっていれば、対策も出来るのです。
メアドもフリーメールで登録しちゃえばいいし、
顔写真だって、嫌なら載せなきゃいいし、例えば子どもの頃の写真にすればすぐにはばれないし。
かつてのmixiだって、最初そんな風に個人情報オンパレードだった人達も
退会して登録し直してなんてことがありました。
「登録削除したいのにできない&面倒くさい」もmixiも全く同様。今でもそんな風に聞きます。
つまりは、結局何も変わってないし、同じだって話なんですよね。
この話には何もオチは無いし、
むしろここまで来ても「は?」な人には結局煮え切らないお話を提供しちゃうことになるのですが、
結局のところ、Facebookを敬遠する人達が何が一番敬遠する理由になっているかというと、
Facebook大好き信者のせいだと思っています。
無理に薦める、無理に始めさせる、無理に自分の使い方を押し付ける。
この3大無理のせいで、Facebookを嫌いになる人達が発生しているわけです。
しかも、その3大無理を押し付ける人達はだいたい「ドヤ顔アイコン」だったりします。
それが尚更気持ち悪さを助長しているのでしょう。
ちなみに僕自身はFacebookを仕事のコミュニケーションツールとしてよく使いますし、
Facebook自体はすごく良く出来たSNSだと思ってますし、ひとつ前の記事でも書いた通り
割りと早く始めたほうだし、みんなにもオススメしていた方です。(3大無理はしてませんよw)
けど、やっぱりなんというか、リア充ですよアピールツールみたいになっているのは
とっても嫌だと思う人も多いし、ましてやリア充っぷり以外投稿しちゃ駄目みたいな勘違いは
そうそうにやめてもらって、もっと普通に楽しめるようになってもらえると、
Facebookも楽しいもんですよって話を
わざわざこれだけ長文に書いちゃったっていう話です。
また、何かご質問とかあれば、僕なりの意見でよければ書きますのでご自由にお寄せ下さい。
では。