久しぶりの投稿になります。 @georgek5555 です。
さて、今日はSNSの話とブログのにまつわるお話を。
Contents
アカウント名の取り扱いは?
筆者は色々なブログを運営していますが
主には『常時系』という名前で活動しつつ
食べ物系のブログでは『ごちテッド』という
名前で活動していたりしました。
それぞれのブログでも微妙に文章の書き方が違ったりしていて
特にブログの冒頭では、自己紹介をしたりしなかったりと
様々な書き方をやっています。
文章を読ませる上で、冒頭の導入部はとても大事です。
筆者は落語のそれとなぞらえて『枕』と呼んでいますが、
出だしの文章で、少しでも気持ちにフックをかけることを
心がけるようにしています。
例えば
こんにちは◯◯です。今日は美味しいラーメン店の話です
と始めるのと、
うどんにかん水入れたらラーメンになるのを始めて知りました!◯◯です。今日はうどんみたいなラーメンのお話。
と始めるのと、
虫コナーズをベランダに吊るしたら友達も来なくなりました!◯◯です!今日はぼっちでも美味しいラーメン店に行ってきました!
と、始めるのでは全く印象が変わります。
最初の何にも変哲のない書き出しでは
その後への期待感は一気になくなり
ヘタしたらすぐに本文を読まずに離脱するかもしれません。
2つめは、ちょっとした豆知識的なAttentionが入っていることで
それってどういうことだろう?と思わせて読み進ませることが出来たり、
筆者がちょっと物知りなのかもという印象を与えたり
この人は情報を与えてくれるタイプの人だという印象を与えたりします。
3つめ、この人はとてもユニークでファニーな人だから
この後の文章もきっとオモシロイんだろうなという印象を与えて
単なる食レポとは違う印象を持たせることができるので
最後のあたりまで単調な文章が続いたとしても
最後にとっておきのオチがあるかも?と思わせることで読み進ませたり、
一見ギャグだと分かりづらい文章も、ギャグなんだなと推測させたり
そもそも、この人は楽しい人だという印象を与えたりします。
そのどれもが、それなりの意味を成していますが、
特に後半の2つは冒頭に自分の名前を宣言していることに意味があります。
アカウント名と名前
先日ブロガーの野村純平氏の『男子ハック』の
とある記事を見ててハッと気づいたのですが、
氏は冒頭にこんな文章を書いています。
@JUNP_Nです。焼き肉や喫煙席などで過ごした後に衣服につく匂いをリセットして、しかもいい香りにしてくれるという「スーツリフレッシャー」を数ヶ月使ってみました。これは継続して利用しようと思える消臭剤でしたよ!
via 男子ハック
おわかりでしょうか?
一見そこまで特徴のある文章ではないように思います。
この冒頭の導入部はとにかく、この文章はこういった文章なんだと
最初にまとめることで読み進めやすいように配慮されていますが、
今回とりあげたいのは、一番最初の『@JUNP_N』のところ。
『@JUNP_N』は氏のTwitterのアカウント名。
通常、自己紹介をするなら自分の名前である『野村』であったり
サイト名である『男子ハック』を使ったりするかと思います。
実際に他のブロガーさんでも
こんにちは!カメラ大好き◯◯(@■■)です
というように、Twitterアカウント名を書いたとしても
自分の名前を書くのが基本形の方が多いです。
ところが、野村氏の場合はあくまでもアカウント名のみ。
“JUNPei_Nomura”から考えたアカウントだとは思いますが
アカウント名だけでは一瞬誰のことが分かりませんし
正直どう読むべきか音読出来ないどころか、
『野村純平』という名前すら印象に残りません。
アカウント名のアナウンスに意味がある
では、それで果たしていいのだろうか?
実は、これとってもいいんです。
ここからはSNSの話になりますが、
Twitterをやっていらっしゃる方ならわかると思いますが、
Twitterでは、個別のアカウントやつぶやきを見れば
本人の登録してある名前が見えます。
オスカーは誰っすか?
— 黒宮丈治 (@georgek5555) March 3, 2014
上記を見てもらうとわかりますが
筆者のアカウントは『@georgek5555』ですが、
活動名である『George.K≒常時系』が表示されます。
ところが、これだとどうでしょう?
@georgek5555 どれすか?
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2014, 2月 19
先日野村氏とTwitter上でこの件についてお話した時に
氏から送られてきた私に対するリプライです。
これだけを見ると、誰と会話をしているのかは一見分かりません。
Twitterの場合は公開リプにしないと全ての人に
決してリプライが見えるわけではありませんが、
こういった時に、誰と会話しているのかは一見わからないまま
TLが流れていくことがほとんどです。
「おかえり。」っていい言葉だなあ。日本語で一番好きかもしれない。たとえ何があっても、戻ってきさえすれば「おかえり。」と言ってもらえる場所、関係。そんな場所を増やしたい。
— 家入一真 電凸→08044431800 (@hbkr) 2014, 3月 2
こちらは先日都知事選に出馬された家入一真氏のつぶやき。
彼のアカウントは『@hbkr』。
アカウント名だけでは全く誰だか判別つきませんが
氏は時折自分宛のリプライのRT祭りをするので
僕のTLにはよく『@hbkr』で始まるツイートが大量に流れてきます。
そのおかげで、彼のアカウントが『@hbkr』だとなんとなく覚えています。
大事なのは繰り返し見せること
さきほどの2つの例における重要なことは
彼らが、自信のアカウント名を頻繁に露出しているということ。
インターネットが普及した時代の中で
『佐村河内』氏のような特長ある名前でない限り
正直、自信の名前を印象づけて覚えさせるのは指南の技です。
ところが、アカウント名というのは、
それなりに特徴のある英数字の羅列であることが多いので
それを繰り返し露出し、印象づけることで
ふとしたタイミングで同様にアカウント名を見た時に
「あれ?このアカウント名知ってる」となって
フォローされたり、知り合うきっかけになったりします。
アカウント名を知ってもらうことは
前述したような印象的な名前である方以外は
自身を印象づける上で非常に有効です。
筆者も多く経験しています
筆者も時折『あ、げおるぐ5がいっぱいの人?』なんていうことがあります。
(@georgek5555=じょーじけい5555です)
共通の友人などが居た場合にTLに表示されたりして
直接のアカウントを見ることがなく、
アイコンすら知らないけれど、アカウント名だけは知っている
というようなことが実際にあります。
分かりやすく言うならば『ハムの人』です。
(若い世代は知らないですかね)
誰かに何か強い印象を残すことはとても容易ではありませんが、
繰り返し露出することで、脳内の記憶フォルダーに
その色を徐々に濃くすることは決して難しくありません。
もし、実際の友人数とフォロワーの数が合わないという方や
もっと色々な人とSNSで繋がりたいとかんがえる方は
まずは自身の名前よりもアカウト名を伝えることから
始めてみるのがいいかもしれません。